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対岸について
俳句誌「対岸」は、創刊以来毎月発行、現在発行部数、九百。
全国に四十を超える支部数を有する俳句結社です。
主宰略歴
主宰:今瀬剛一
東京生まれ。
父の故郷である茨城県東茨城郡城里町に疎開し、以後同地に在住。
1970 年
「沖」創刊とともに参加し能村登四郎に師事する。
1975 年
沖賞、1979 年茨城文学賞を受賞する。
1986 年
「対岸」を創刊・主宰となる。
創刊号では「俳句は自然と人間の関わりの中にある。
感動こそが生きる力である。」と述べる。
2008 年
句集『水戸』により第 47 回俳人協会賞を受賞する。
他にも『対岸』『約束』『週末』『高音』『仲間』『新船』『地力』など多数ある。
2020 年
『甚六』を発表。
俳書には、『余情の文学』『芭蕉体験・三冊子をよむ』『能村登四郎ノート』 『芭蕉体験・去来抄をよむ』など多数ある。
「自分の感動を自分の言葉で」ということを訓言とする。
俳人の今瀬一博は息子である。
主宰の俳句作品
凍瀧がわが目にあふれ空にあふれ
雪嶺の裏側まつかかもしれぬ
雁よりも高きところを空といふ
おしまひに人が出てきし厩出し
かまつかや末期の息は吸ひしまま
もう勤めなくてもいいと桜咲く
生も死も冷蔵庫にも扉あり
主宰句碑
風の電車は花野発花野行き
埼玉県秩父市、長瀞不動寺、平成 5 年 5 月建立
しつかりと見ておけと瀧凍りけり
茨城県大子町、袋田の滝前、平成 13 年 3 月建立
咲き満ちてなほ咲く桜押し合へる
栃木県下野市、天平の丘公園、平成 19 年 3 月建立
紅梅は水戸の血の色咲きにけり
茨城県水戸市、偕楽園、平成 30 年 1 月建立
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